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The Place of The Videogamesというサイトの別館的位置付けで、基本的には色々と考えて思いついたことを書くところになります。腰の入ったレビューは本館にありますのでそちらをご覧ください。一部ゲームについては攻略(っぽい)ことも書いています。
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突然ですが、Mr.BIGという漢のことについて書きたいと思います。往年の名作「龍虎の拳」のキャラクタです。

……と、いきなり本題に入ってもいいんですが、そうすると本当に突然過ぎて皆様がついて来られない可能性もあると思うので、ちょっと前口上を。


今度「GTO」の新作テレビドラマが放映されますよね。私は原作もドラマも見たことがないし今後も見る予定はないのでスルーしようと思っていたのですが、その主人公の決め台詞が「グレートだぜ」ということを知り、思わず凝視してしまいました。おいおい、そいつぁMr.BIGのセリフじゃないか! と。(※ 元祖はたぶん東方仗助)。

さらに、今度名前の元ネタと思われる超ベテランバンドの方のMR.BIGが今度、日本公演を敢行。かたや25周年、かたや……ま、まあよろしい。とにかく、そういう、世間一般からさんざんコケにされているキャラクタを取り上げて擁護するのが私の役目。そういうわけで、本気になったMr.KARATEにも負けない本気になったMr.BIGレビューを書きます。


Mr.BIG……スキンヘッドにサングラスという外観は裏組織の大幹部という立ち位置にふさわしい風格です。本名は不明ですが、イニシャルが「J」であることなどから「ジェームズ」ではないか、と言われています。ただ、本人は「過去は捨てた」「あいつの知っているジェームズはもういない」といっているので、やはり不明です。

格闘スタイルは、かつて(某国の特殊部隊にいた頃)に現地民から教えてもらった、2本の短い棒を振り回すものです。「龍虎」では唯一の武器使用者であり、ジャンプができない代わりに機敏な動きと巧みな中段攻撃でガツンガツンとこちらの体力を奪います。武器を持った奴が相手になるので、リョウも覇王翔孔拳を使わざるを得ません。

性格は冷静で狡猾。自分の野望のためなら女子供(ユリ・サカザキ)を誘拐することも厭わない悪党です。その点については私も否定しません。

ただ、その一方で特殊部隊にいた頃にジョン・クローリーの命を救った(?)という噂があったり、元孤児であり、過去に自分を養ってくれた孤児院に匿名で寄付を行うという、風間の親っさんか桐生さんのようなことをしているという話もあるようです。

「悪党だけど、悪人じゃない」そんな気がします。

あるいは、それゆえ組織内で急速に勢いを増してきた若造(後に表社会/裏社会の両面でサウスタウンの支配者となったあの男)に追い越されてしまったのかもしれません。そして、組織内に身の置き場がなくなった彼はどうなったのか。親子二代に渡って道場を潰され武者修行に出た古武術の宗家ともども世界中を旅しているのか、それとも邪魔者として闇から闇へ葬られてしまったのか(こっちの可能性が高い気がする)。

たぶん、そのあたりのことが明らかになる日は永遠に来ないでしょう。だから各自が勝手に妄想をふくらませていくしかないでしょう。あるいはそういう自由があるというべきか。

その前提で申し上げます。

たぶん、彼は組織を追われました。そして若造が差し向けた暗殺者から命を狙われる日々を送っています。それでも本人の戦闘能力、それにわずかながら残った組織内の協力者によって、生き延びています。そして、いよいよこれまでか……という状況に追い込まれた時、

「あんたに受けた恩を、返す時が来たようだな」

そう言って現れた金髪サングラスの男。「フン……余計な真似を」と言いつつ、背中合わせに立って、ぐるりと取り囲む刺客に立ち向かう二人の漢。

うん、これだな。そういうわけでMr.BIGは生き延びています。結構、真剣にそう思っています。


……と、ここまでが「正史」のMr.BIGです。真面目なMr.BIGです。硬派なMr.BIGです。

じゃあ「KOF」のMr.BIGは何なんだと。「彼はすごいのよ」とは何なんだと。ヤッホーハイホーグレイトだぜな彼は何なんだという話になるでしょうが、思いの外長くなってしまったので、続きは次回のエントリで。
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現在、フォルダの中にある書きかけの記事を「在庫一掃セール」と称してどんどん出しているのですが、それに関連した話です。

 以前クレーンゲームをテーマにして記事を書いたことがありました。1回目はタイトーで、2回目として今作っているのがセガのものです。

 やはりクレーンゲームというのはそのBGMとあわせてお店の雰囲気を明るくする役割があると思うのでね。まだそれほどゲーセン慣れしていない小学生時代の思い出とかは色々とあります。

 その一方、最近はあまりクレーンゲームをプレイしていないな…と思い、今日ショッピングモールの中にあるゲームコーナーで少々遊んでみました。円筒型の筐体(ドリームキャッチャーではない)、小型筐体(ナムコのスウィートランド4)、超小型筐体(3本アーム)を各1度ずつやってみたのですが、どれもこれも惨敗でした。


なんだろう。今のクレーンゲームって、私がイメージするのと、ちょっと違うのかな。ぬいぐるみの山の隙間にアームがザクッと刺されば、バランスの悪さゆえ取りこぼすことはあっても、アームがぬいぐるみの表面をスルスルと滑ってしまうというのではいけないと思うんですよね。話になりませんって感じです。

そういうのを持ち上げる「技術」があるのかもしれませんが、私にはちょっとわかりません。ギッシリと詰め込まれたぬいぐるみを引き上げるほどの力はなくても、せめて隙間に刺さってアームが噛みあうような状況になったら、そのまま持ちあげるくらいの力はあって欲しいと思うのです。そうじゃないと、もう1回という気になりませんよ。


今、「龍が如く5」をプレイしているのですが、主人公やその関係人物は「古い人間」として肩身の狭い思いをしています(タクシードライバーをやっている、刑務所に入っているうちに所属していた暴力団を破門された、など)。私もまた、古いゲーマーなのかもしれません。結局、最後に手に入れたぬいぐるみはキュアハートか……。
最近『レーシング少女』という小説を読んでいます。

 ラノベっぽいタイトルとは裏腹に、中身はガッチガチのバイク小説です。それを素地にして、少年少女が夢に向かって爆走する青春小説の肉付けをした、非常にエキサイティングな『青春小説』となっています。

 それはバイクの免許を持っておらず、また特に乗ろうとも思わない私でさえグイグイ引き込まれてしまうくらいのものです。遅ればせながら「せめて知識だけでも」と思ってホンダやヤマハの公式ホームページを見たり、過去の『バイクもののレースゲーム』をやった経験を引っ張り出したりと、手持ちのものを総動員しているところです。

 とりあえずタイトルを挙げていくと、生まれて初めてプレイしたのは『スーパーハングオン』でした。その後とある遊園地で前作の『ハングオン』をプレイし、それから『GPライダー』 『マンクスTT』 『スタジアムクロス』 『モーターレイド』 『サイバーサイクルズ』 ……こんなところでしょうか。あとモトクロス系で言えば『エンデューロレーサー』 『モトクロスGO!』なんかもあるかな。

 今日取り上げるのは、『マンクスTT』。実際にプレイしたのは1度しかありませんが、その時に受けた衝撃は今でも忘れられません。

 これは、私が『曲げられなかった』唯一のバイクゲームなんです。


 確かに初代『ハングオン』をプレイした時も、筐体が重すぎて普通のやり方――筐体にまたがった状態で身体を傾ける方法では曲げられませんでしたが、それは『筐体が重い』という理由が分かっていたし、それを解決する方法もありました(筐体の横に立って押したり引いたりした)。それはもうバイクゲームじゃないだろう! というツッコミもあろうかと思いますが、とにかく理由がわかっていたので、いいんです。

 でも、この『マンクスTT』は、どうして曲げられないのか今ひとつ分かりませんでした。

 今になってWikipediaとかを読めば、「全身の体重移動のみを用いてバイクを操縦する」と言う概念がまったくなかったからなのかな、と思いますが、当時はそのことを理解することができず、また『体感』することもできませんでした。それっきり、筐体を見かけるチャンスがなかったのです。


 『バイクは難しい』 

 私の頭の中には、そんなイメージがあります。元々から四輪派だったこともありますが、この『マンクスTT』での経験が、そういうイメージの元になっているのかな、と言う気がします。

 正直なところ最初のプレイがコレで、2回目のプレイをする機会がないまま現在に至るということもあり、ゲームとして『楽しかった』という記憶がありません。だから、もう一度コレをプレイすることがあったら、今度はせめて「ちゃんと曲がれる」くらいの技術は身につけたいなと思っています。そうすれば、きっと彼女らの見ている世界も、ほんの少しは共有できるだろうから。……って、そもそもバイクのゲーム自体、置いているところをあまり見かけませんね。


 * ナムコのリアル系バイクゲーム「500GP」の紹介ページで、正しい曲がり方が写真入で掲載されていました(参照)。……残念ながら、このゲームも一度も見たことがありません。

 ** ここまで書いてきて、ほかにもプレイしたことがあるバイクゲームを思い出した。セガの、ハーレーダビッドソンをモチーフにしたゲームと、あと「ジェットセットラジオ」風マンガシェードのゲームです。ま、どっちもハンドルだけで操作するものですし、そもそも内容がセガらしくド派手でエキサイティングな内容なので、とてもバイクの操縦技術が身につくようなものではありませんが。
 昨日、久々にとあるゲーセンに行ってきました。

 郊外にある、元々はパチンコ屋だった建物をそのまま流用した場所で、基本的には麻雀(セガのMJ5)やガンダム戦場の絆などが主な収入である……と思われる場所です。そうでなければ驚愕の『100円3クレジット』なんてできないはずです。

 私好みのゲームとしては『ストライカーズ1945II』とか『虫姫さま ふたり』とか『テトリス』とかですが、正直なところテトリスを3クレジットぶんもやるかと言われると、それはどうだろうなという感じです。いや、そうまでしてくれるサービス精神はとってもありがたいのですが。


 あと、うれしかったのは店の奥にあるお菓子のクレーンゲームこと『スウィートランド4』(ナムコ)も、100円3クレジットだったこと。ぐるぐる回る川からお菓子をすくい上げ、それをメダルゲームでおなじみのプッシャーで景品取り出し口まで落とすというアレです。

 私が小学生のころは100円で4クレジットくらいやらせてくれたものですが、近年はお菓子でも何でも100円1クレジットですからね。しかも大きなゲーセンで稼動しているやつは、ちょっとやそっとじゃビクともしないタワーがそびえ立っていますからね。これじゃあ、どんなに魅力的な景品があっても、お金を無駄にするだけだ……と、すっかり意気消沈して帰ってしまったものです。

 ここで流れていたお菓子は、少し大きめのチョコバー(セコイヤチョコレートを2つ並列に並べたくらいのサイズ)で、確かにすくい上げにくいです。0~1個程度です。

 しかしながら、お菓子が大きいサイズなので、一度プッシャーの上に載せてしまえば、一気に場が動きます。さらに最上段の棚の上にあるたくさんのお菓子、いわゆるジャックポットも、重厚なタワーではなく細いつっかえ棒で支えられているだけであり、1回でズズズッと移動しました。

 そういうわけでさらに追加の100円玉を投入。ついにジャックポット、大量のお菓子を獲得しました。じつは31年あまり生きてきて、初めての出来事だったもので、思わず有野課長ばりに「やりましたー!(ピカーン)」とガッツポーズをしてしまいました。

 高価な景品でなくてもいいんです。なんだったらサクマの「いちごみるく」でいいんです(※)。とにかく、景品をある程度以上、取れればいいんです。やっぱりこういうのがあるからゲーセンは楽しい。「もうゲーセンに、おれの居場所はないのだろうか」なんて思ったこともありますが、久々にストライカーズIIと再会もしたし、まだまだ行きますよ~。


 (※ 私が小学生のころに大好きだったデパートのゲームコーナーでは、お菓子系プライズの景品はすべて「いちごみるく」だったのです。ちなみにあの伝説の『山のぼりゲーム』で頂上まで到達した時の景品も「いちごみるく」でした。……何もかも懐かしい)
 私の主義として、「ゲームは色々な楽しみ方がある」というのがあります。100人が100人すべて「これはダメなゲームだ」というのは……あるにはありますが……あまりないと思います。

 いわゆる「ネットでは評判がよくない」ゲームでも、私はこういうところが面白いと思うよ、というところを書き出すのが、私が記事を書く時に気をつけていること。批判的な記事はあまり書きたくありません。

 なのでこれは批判ではなく、個人の感想として受け止めていただきたいのですが、『セガ ツーリングカーチャンピオンシップ』は、私は好きなゲームではありません。

 なぜかといえば、難しすぎてさっぱり楽しめないからです。


 1996年に発売された本作は、私も大好きなツーリングカーレースの車両を題材にしたレースゲームです。一番好きなのはこれより少し前の、BMW・M3(E30)とかメルセデス・ベンツ190Eとかが活躍していた時代なのですが、それでもF1とかNASCARとかではなく市販車ベースのレーシングカーを走らせられるというわけで、早速飛びつきました。

 そして、ちっとも楽しめないまま、やらなくなりました。

 本作に出てくる車は、わずか数秒で300キロ以上のスピードに到達する超高性能車両なのですが、極めて正確なハンドル操作をしないと曲がりきれないか極端にスピードが落ちるかしてしまいます。AKIRAの金田ふうに言えば「ピーキーすぎてお前にゃ無理だよ」って話です。実際、最初のコースを完走することさえできませんでした。

 「ダメだ、こりゃ」

 そういうことでした。


 それから十数年が経過した2012年。以前、雀球をプレイしたゲームコーナーの中に設置されているものをプレイしてみました。

 選択したのはアルファロメオ。4WDの車です。

 あれから色々とレースゲームのキャリアを積んだし、何よりも実生活で車を運転するようになったし。ちょっとやれば、初級コースぐらいは完走できるんじゃないのかな。そう思ったのですが、結果はやはり同じでした。予選最下位(1位と5秒くらい差がついた)、決勝も途中リタイヤ。終了です。

 結論としては、ゲームとしては全然楽しめませんでした。たぶんこの後、二度と100円玉を投じることはないでしょう。

 ただ、『すごいゲームだな』ということは、改めて実感できました。初見のプレイヤーにも妥協せず、一流ドライバー並みの技術を要求する、きわめて真摯な姿勢で作られたゲーム。それがこの『セガツーリングカーチャンピオンシップ』なのです。きっと。

 そして、少なくとも私はレースゲームに対してそういうものを求めていないのだということを再確認しました。ゲームなんだから。運転免許を持っていなくてもテレビの中の一流レーサーになった気分を味わえるのがゲームのいいところなんだから。別にそういう意味で『リアルな』ものは求めていませんから。

 そして私はアルファロメオからファミリアに乗り換え、さっきの5分の1のスピードでのんびり帰途に着くのでした。


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いぬがみ
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1981/07/04
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「シューティング好きの一般人」キャリアの割には一向に上手にならない、けれどもシューティングが好きな「雰囲気組」。それ以外にも80年代末~90年代のアーケードゲーム全般が好き(パズル、格闘ゲームは苦手)。
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