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The Place of The Videogamesというサイトの別館的位置付けで、基本的には色々と考えて思いついたことを書くところになります。腰の入ったレビューは本館にありますのでそちらをご覧ください。一部ゲームについては攻略(っぽい)ことも書いています。
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 私の主義として、「ゲームは色々な楽しみ方がある」というのがあります。100人が100人すべて「これはダメなゲームだ」というのは……あるにはありますが……あまりないと思います。

 いわゆる「ネットでは評判がよくない」ゲームでも、私はこういうところが面白いと思うよ、というところを書き出すのが、私が記事を書く時に気をつけていること。批判的な記事はあまり書きたくありません。

 なのでこれは批判ではなく、個人の感想として受け止めていただきたいのですが、『セガ ツーリングカーチャンピオンシップ』は、私は好きなゲームではありません。

 なぜかといえば、難しすぎてさっぱり楽しめないからです。


 1996年に発売された本作は、私も大好きなツーリングカーレースの車両を題材にしたレースゲームです。一番好きなのはこれより少し前の、BMW・M3(E30)とかメルセデス・ベンツ190Eとかが活躍していた時代なのですが、それでもF1とかNASCARとかではなく市販車ベースのレーシングカーを走らせられるというわけで、早速飛びつきました。

 そして、ちっとも楽しめないまま、やらなくなりました。

 本作に出てくる車は、わずか数秒で300キロ以上のスピードに到達する超高性能車両なのですが、極めて正確なハンドル操作をしないと曲がりきれないか極端にスピードが落ちるかしてしまいます。AKIRAの金田ふうに言えば「ピーキーすぎてお前にゃ無理だよ」って話です。実際、最初のコースを完走することさえできませんでした。

 「ダメだ、こりゃ」

 そういうことでした。


 それから十数年が経過した2012年。以前、雀球をプレイしたゲームコーナーの中に設置されているものをプレイしてみました。

 選択したのはアルファロメオ。4WDの車です。

 あれから色々とレースゲームのキャリアを積んだし、何よりも実生活で車を運転するようになったし。ちょっとやれば、初級コースぐらいは完走できるんじゃないのかな。そう思ったのですが、結果はやはり同じでした。予選最下位(1位と5秒くらい差がついた)、決勝も途中リタイヤ。終了です。

 結論としては、ゲームとしては全然楽しめませんでした。たぶんこの後、二度と100円玉を投じることはないでしょう。

 ただ、『すごいゲームだな』ということは、改めて実感できました。初見のプレイヤーにも妥協せず、一流ドライバー並みの技術を要求する、きわめて真摯な姿勢で作られたゲーム。それがこの『セガツーリングカーチャンピオンシップ』なのです。きっと。

 そして、少なくとも私はレースゲームに対してそういうものを求めていないのだということを再確認しました。ゲームなんだから。運転免許を持っていなくてもテレビの中の一流レーサーになった気分を味わえるのがゲームのいいところなんだから。別にそういう意味で『リアルな』ものは求めていませんから。

 そして私はアルファロメオからファミリアに乗り換え、さっきの5分の1のスピードでのんびり帰途に着くのでした。
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