The Place of The Videogamesというサイトの別館的位置付けで、基本的には色々と考えて思いついたことを書くところになります。腰の入ったレビューは本館にありますのでそちらをご覧ください。一部ゲームについては攻略(っぽい)ことも書いています。
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私が初めて買ったPSソフトは『雷電プロジェクト』でした。
これはアーケードゲームとして異例のロングランヒットを飛ばした傑作『雷電』とその続編『雷電II』をカップリングで完全移植した作品でした。 私もまたアーケード版を結構プレイしていた人間ではあるのですが、あいにくと私が通っていたゲーセンには連射装置が無く、しかも稼動当時は小学生でしたからね。1面ボスがせいぜいという状態だったので、ソフトの方で連射ボタンがあるのは感動的ですらありました。 ……ですが、今日はそんな完全移植を謳ったPS版ではなく、AC版でもなく……1991年に発売されたMD版『雷電伝説』の話なのです。 Wikipediaの記事に寄れば、MD版は家庭用ゲーム機としては初めて移植されたもののようです(FM-TOWNSはパソコンですからね)。 実際にプレイしたのはつい最近なのですが、なるほど、確かに完全移植ではありません。 まずは、全体に敵の耐久力が低い感じがします。ハドソンのシューティング並にボンボコ破壊、詰まることなく進めます。 それはボスキャラも同じで、ボンバーを絡めるとあっという間に撃破可能です。特に3面のボスなんかは、通常であれば、『開閉式の砲台形態』→『5連装の砲台形態』へと変形するのですが、動き出す前にボンバーをからめて猛攻撃を加えると出港前に大爆発、大砲乱射形態をスルーしてクリアできてしまうのです。 「えっ!? もう終わり?」 思わず声をあげてしまうようなあっけなさです。 あとは、敵の耐久力のせいなのかもしれませんが、ホーミングミサイルがやたら強い感じがするのです。 速度はアーケード版と比べれば、ややマイルドですが(たぶんハードの影響でしょうね)、その代わり威力がとてつもなく高い気がしました。 それを実感したのは5面ボスとの対決時。 人によっては時間切れで逃げるのが有効、と言われるくらい猛烈な攻撃を仕掛けてくるこのボスですが、本作では画面左下で片翼を破壊したあとバルカンとホーミングミサイルを撃ちこみ続けることで、かなり安易に撃破することが出来ます。当たるたびにボン! ボン! ボン! と力強い爆発音を響かせてくれるのです(笑)。 ニュークリアミサイルが少々弱体化しているのこともあって、たぶんAC版よりも頼りになるサブウエポンなのです。 このように、決して完全なアーケード版の移植ではないのですが、ふと思ったのは、アーケードで難しすぎてクリアできなかったゲームでも、家庭用移植版ならクリアできた! というのが、結構あるなということ。 『TATSUJIN』『究極タイガー』『鮫!鮫!鮫!』『大旋風』。どれもこれも東亜プランで、しかもメガドライブ版ですが、アーケードの雰囲気を保ちつつ絶妙な難易度に調整されていて、私のようなヘタな人でも十分に楽しめるように調整してくれているわけですね。 アーケードゲームが完全移植されるようになってから、家庭用でも同じ難易度でクリアしなければならない! と思い込み、何度もプレイしては惨憺たる結果に涙する……ということがしばしばありますが、プログラムの段階で遊びやすくアレンジ移植してくれていた時代のゲームをプレイすることで、 「ここはゲーセンじゃないんだから、自分が遊びやすいようにすればいいんだ」 ということに気づくことが出来ました。当たり前だろそんなもん! というツッコミもあろうかと思いますが、こうでもしないと私の「やらなきゃの呪い」は解けなかったのです。それに気付かせてくれたMD版『雷電伝説』、かなりの良作であると思います。 ちなみに本作も、ネームエントリーの時の曲を利用したエンディングが入ります。激戦が終わった後に、しばしの心地よさを与えてくれるあの曲ですからね。東亜プランのゲームもそうですけど、やっぱりあの時間も含めて、シューティングゲームってすばらしいと思うのです。 ただし、そのエンディング後にオマケとして遊べるエクストラステージは……難しすぎて、私は10秒くらいしか持ちません。アーケード版以上の敵の耐久力で、ちょっと辟易してしまいます。 このステージをクリアして出てくるメッセージをはがきに書いて送ると、抽選で10名様に『テラドライブ(※)』のモニターとして参加できる! というキャンペーンがあったようですが、だからといって難しすぎじゃないですか!? ※ テラドライブ……セガとIBMが共同開発して世に出たツインCPUのスゴイやつ。姉妹機にオテラドライブがある。また2025年ごろには同名のスーパーコンピュータがセガ本社にて稼動予定。 PR |
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いぬがみ
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性別:
男性
誕生日:
1981/07/04
自己紹介:
「シューティング好きの一般人」キャリアの割には一向に上手にならない、けれどもシューティングが好きな「雰囲気組」。それ以外にも80年代末~90年代のアーケードゲーム全般が好き(パズル、格闘ゲームは苦手)。
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