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The Place of The Videogamesというサイトの別館的位置付けで、基本的には色々と考えて思いついたことを書くところになります。腰の入ったレビューは本館にありますのでそちらをご覧ください。一部ゲームについては攻略(っぽい)ことも書いています。
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『古いゲームはよかった、新しいゲームはダメだ』

 というステレオタイプというか、一般論って、結構私のようなオールドゲーマーはよく口にすると思うんですよね。

 でも、そういうのってちょっと違うんじゃないのか? という意見をさる方のブログで目にして。
 
 その通りだと思うような、そうなのかな、と思うような。正直なところ犬神は、どっちとも言えません。……言えませんが、ただ、『新しいゲームに、それほど魅力的なタイトルは多くない』というのは正直なところです。だからそろそろこのサイトも、ネタが底をつきかけているんですよね(苦笑)。


 比べられるものではないにしても、今のゲームよりも昔のゲームの方が好きな理由は、あります。

 今のゲームはコンピュータの性能、技術が格段に進歩したものだから、ドンドン人間はリアルになるし、世界はリアルになるし、できることも増えていく。デモ画面を見たり、実際にプレイしてみたりすると、そのリアルさはひたすら息を飲み、『スゲー、スゲー』と思ってしまいます。

 ただ、天邪鬼な私の場合、リアルすぎると嫌なんです。……具体的に言うと、自分の想像力で補わなくても、テレビの画面の中に自分が知っている世界がそのまま入っているから、脳を使わなくてもまるごとその世界に入っていけることが嫌なんです。

 故・三沢光晴さんは「ゲームは現実逃避でやるのがいい」とおっしゃっていました(ということをwikipediaで見ました)。私の場合ある意味では、現実世界からある程度かけ離れたヴィジュアルの方が、自分で空想してその足りない世界を補う余地がある分、好きになれるような気がするのです(だからといって、何でもいいわけではないのは、新しいゲームだろうが古いゲームだろうと同じですが)。


 まあ、とりとめのない話で恐縮ですが、そんな感じです。だから私は新しいゲームよりも古いゲームの方が好き……なことが多いのです。 
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 ここ数日は、xboxとxbox360がらみで大変な思いをしていた犬神です。あ、お久しぶりです。

 というのは、まあ、なんだかんだいって『ソウルキャリバーⅣ』とか『ニード・フォー・スピード/モスト・ウォンテッド』とかをそれなりにプレイしていたのですが、最近キズモノということで300円の破格値だった『NINJA GAIDEN』をプレイしていました。

 本来であればxbox360でやればいいのでしょうが、なぜか動かない。わざわざ互換性パッチをPCで落として、CDに焼いて、それを食べさせたのに、どうしても動かない。コノヤロー。……まあ、仕方がないので? 従来から持っている黒いやつ、初代の方でプレイ。

 『難しいなら、できるようになるまでがんばれ』という製作者サイドの言葉に反感と怖さを覚えてずっと手を出していなかった本作は、確かに相当難しく、1面のボスであるムライの叔父貴に20回以上惨殺されました。しかしながら、少しずつ動きを覚えていくと面白いようにサクサクと敵を倒していくことができるようになり、

 「できるようになりました!」

 と思わずテクモのある方角に向けて叫びたくなるような達成感がえられました。

 「こんなもんできるかい!」と投げ出してしまうような難しさではなくて、本当に、「がんばればできる」レベルなのです。ファミコン時代もそうでしたが、このバランスは本当にすばらしいと思います。

 
 ところが、ある時突然に「このディスクは Xbox で認識できません」てなメッセージが出て、どうしてもできなくなってしまいました。

 キズモノだからかな? と思って修復をゲームショップにお願いして、それでやってもらったのですが、やはり動かない。ついでに言えば他のゲームも動かないし、音楽CDさえ再生しない。初代PSとか昭和のテレビみたいに、叩いてもぶっ転がしても動かない。

 壊れたかな?

 そう思ったものの、すでに修理サポートは終了している。じゃあどうしようか。いっそのこと忍者だけに、私の目に付かないところにしまってそのまま忘れてしまえとばかりにふて寝をしたり。それともジャンク品で2980円の本体を、動かない覚悟も含めて買ってしまおうかと店内で逡巡したり。

 気持ち的には半ば前者の感じだったのですが、しぶとく調べているとマイクロソフト社のこんな記事が。

 ……なぜそうなったかはわかりませんが、とりあえず指示どおりにセーブデータを消したら、また動きました。まあ、それなりに進んだデータではありましたが、あまり納得の行くデータではなかったのも事実ですので、このやり直しについては文句はありません。それよりも、とにかく、ちゃんと動いてくれたことが何よりなのです。

 
 当初(初代xboxが出たばかりの頃)、私と私の兄者はこれを『エックスボックス』ではなくて『ペケバコ』とか『ダメバコ』と呼んでいました。今回の一連の出来事の中で、この物言わぬ大きくて真っ黒い箱を何度も『ダメバコ』と罵倒、こうなったらもはや2階からアスファルトの地面に投げ捨てるかバットでぶん殴るしかないと思っていたところでした。早まらなくてよかったと思います。

 まあ、手間がかかる機械ではありますが、これでしかプレイできないゲームもたくさんあるし、大事に扱ってやりたいとは思っています。
 ここ数日でネオジオを買ったりなんだりと、ゲームに関するネタには事欠かないのですが、とりあえず少し情緒的な、感傷的な気持ちを整理したいので先にこの話題から書かせていただこうと思います。

 今、当家では『ソウルキャリバー4』が大流行中で、普段あまりこの手のゲームをやらない弟者も毎日バリバリやっているところなのですが…… もちろん犬神も多少はやるのですが……しかしながら、実は犬神が一番好きなのは『キャリバー』シリーズではなくその先代『ソウルエッジ』なのです。

 ヴィジュアル的には、まあ、圧倒的に『キャリバー』の方が上ですが、ちょっと複雑すぎるというのが、ちょっとツラいところ。タイミングよくレバーとボタンを入力すればよりド派手に相手をぶっ飛ばせる……とはいったものの、犬神にはちょっと使いこなせない感じがするのです。

 もっとも、そういったシステム的な部分は使わなきゃ使わないでどうにかなりますが、犬神が相容れないのは全体的な、暗くて深刻で研ぎ澄まされたキャラクタと世界観。

 私が知っている人は大分少なくなって、ほとんどが知らない人なのですが、まあ、たくさんのキャラクタがいますね。しかも、女の子ばっかし。

 とりあえず思いつくのは、くるくる縦ロールの子、首から数珠を下げた子、サムスピの『色』さんみたいなひと(子とはいえない年齢っぽいし)、レイピアを使う子……そしてとどめはオートマタとの噂もあるゴシックでロリータな子と来たもんだコノヤロー! 何なんだこれは! すいませんちょっともう少し……その……いえ、確かにその手の女子は好きなのですが……ここまで山盛りにされると、もう味わう前にウンザリしてしまいます。

 あとは、なんだか世界観もちょっと暗くてなじめません。2~3回くらい世界崩壊しているから? なのかもしれませんが、ごく一部の方を除いて、どいつもこいつもちょっと好きではない方向に深刻ぶっていて、あんまり魅力的ではないのですね。


 で、『ソウルエッジ』なんですが、これなんかは最初だから基本的にそれほど(いい意味で)深くなくて、『よくわからんがソウルエッジという超強い武器があるらしいから、それを探して世界中を旅しよう』と、それぞれの来歴は当然イロイロあるものの、あまり深刻な過去とかがないのでとっつきやすいのですね。

 本のページを追いかけるようにストーリーを進め、ソウルエッジを求めつつ様々な武器を集める『エッジマスターモード』も、増えるのが武器だけなのでわかりやすく、私でもどうにかなるくらいの難易度なのもありがたい。時々、対人戦で使ったらプレイヤー同士がバトルになりかねないインチキな武器もありますが、コンピュータ相手なら遠慮も無用。様々な特徴のある武器を楽しめるので、何度も何度もプレイしてしまいます。

 ただ、あえてこれが一番! と推す理由は、やはり『当時』すごく衝撃を受けたから。それまでも『鉄拳2』のオープニングで痺れるような衝撃を受けていたのですが、これもまた非常にかっこよくて、つい先ほど久々に見てみたもののやはり素敵な感じです。やっぱり、深刻ぶって重厚な雰囲気で戦うのも……それもまたかっこいいのですが…… やはり初代のようにスカッとさわやかコカコーラ、じゃなくて(古いなあ)、希望に満ち溢れたオープニングの方が私は好きです。


 あとは……高校生の頃、同じ部で活動していた、ちょっと気になってる女の子がたまたま『ソウルエッジ』をプレイしていて、そのことで少し話ができたというのもあって……実はそれが、心情的にひいきしてしまう最大の理由なのかもしれません。

 当時は(今でも割とそうですが)女の子と話したかったものの、「どんな話をしていいかわからない」という超オクテというかオタクというか、そういう感じの野郎だったので、たまたま『ソウルエッジ』という単語が出てきた瞬間、腹をすかせた釣り堀の魚の如く食いつきました。

 とはいえ、せっかくのチャンスを見つけながら、結局ほんの少ししか話せず、そのあとは私のバカな失敗によって疎遠になってしまったのですが、もしも、もう少し上手に話ができれば、もう少し違った人生を送っていたかもしれません。ちなみにその子は看護学校に進学したそうですが、今ごろはどこでどうしているのやら。なんて、ほんのちょっとスイート&ビターな話でした。
 北関東は栃木、宇都宮市に行ってきました。


 全体的な流れ、情緒的なことは本店『FLATFEELING』のこのコラムにて書いたので、ここではビデオゲーム関連にしぼって書きたいと思います。

 最初に行ったのは宇都宮の竹下通りことオリオン通りにあるFestaというビルの地下。上の方にはコスプレグッズのお店、まんだらけ、などなど、はっきり言えば私のような硬派なゲーマーと合うような合わないようなギリギリのところにあるビルなのですが、ここの地下では『ランボー』をプレイ。

 それで思ったことはやはり、2人プレイじゃないとちょっと難しくてタマランということでした。まあ2人プレイでも2面のラストで終わってしまったのですが、それでも私の大好きな『ランボー 怒りの脱出』の音楽(要するに「竜神池のテーマ」)を聴けたので、それはよかったかな、と。


 時間的都合により、本格的なゲーセン体験は翌日の午前中。って、この日も移動日だからそんなにゆっくりしている暇はないはずなのですが、思い切り遊んでしまいました。といっても実際に使用したのは500円くらい。だから、1回あたりのプレイ時間がとても長かったのですね。

 最初にプレイしたのは、何年かぶりの再会なった『サイヴァリア2』。レバーぐるぐるして撃ちまくり、ビシャーンビシャーンとレベルアップの無敵状態を使いながら敵弾にかすって連続的に強くなっていく、そしてこれでもか~これでもか! とばかりに大量の弾を吐き出してくるボスに立ち向かう、という基本コンセプトを思い出すのにしばらくかかりました。

 そして改めて感じたことは、『こういうのは自分には、もうついていけない』ということでした。なんだか、かわすことじゃなくて無敵時間を利用して無理やり切り抜けることが前提みたいなラッシュでは少し厳しいものがあります。

 そんなこんなでフラフラになりながら取り組んだのは、最近大好きになった『究極タイガー』。私はヘボなので連射装置をありがたく使わせていただきましたが、時折弾切れになってしまうので、復活直後には己の人差し指を激しく動かし、ビシビシッと撃ちまくりました。

 ある程度、戦車の出現場所を把握し、さらに弾を撃つタイミング(後ろから出てきて、砲塔がこちらを向いて、それから発射)を把握していると、それほど脅威ではなく、さらに青い武器で敵が弾を撃つ前に破壊しまくることができるので、間違って黄色の武器を取るまではノーミスでどんどん進むことができました。

 やられていきなり初期状態になっても、じっくりパターンを組んでいけばそこそこ進めるのも、このゲームのいいところ。連射ボタンとボンバーを使って無理やり4面のボスも撃破、何とか今のところの平均的な場所である5面道中にてゲームオーバーと相成りました。


 さらにそのあとは……なんだか、いいのかどうかわからないのですが、ひとつの筐体に何百本もゲームが入っている筐体があって、その中に入っている『大工の源さん』をプレイ。言うまでもなくこれも徹底的にパターンにはめていけば、ノーミスクリアも可能な代物ですから、ラスボスもパターンで攻略、実際にそうしました。

 この時点で結構、時間的なものが差し迫っていたのですが、せっかくなので2周目にトライ。ただ、難易度設定がイージーになっていたのか、1面にノコギリ男が出てこなかったり、2面のドリル男が1撃で倒せたり(通常は2発叩かないと倒せないので、床に穴をあけられる)、ほんのちょっとだけ耐久力が上がっていたにすぎず、そういうこともあって2周クリアできたのかな、という気はします。

 いや、それでも何でもいいのです。とにかくゲーセンで、筐体で、100円を払って、2周クリアした。そのことだけが最高にすばらしいことなのです(断言)。ちなみに『3周目が始まるのかな』と思ったのですが、やっぱりアイレムらしく? 2周エンドでした。さらに2周目には大ボーナスが入り、最終的には120万点くらいに。ようやくネームエントリーで第1位に入れることができました。

 
 そして、それほどまでに時間が押しているのにもかかわらず、無理やりもう1軒寄ってもらったところではコナミの『ソーラーアサルト』をプレイ。これなんかも、ゲーセンに行かないとできないゲームですよね。

 普通なら、最初にカーソルが合っている機体を使うところですが、今回はあえてビックバイパーでプレイ(上級者向けの機体だったということは、今この記事を書いている中でWikipediaを見て知りました)。……敵にビームが当たらなくて、何とか1面のボス『ビッグコア』は破壊できたものの、2面の前半でゲームオーバーとなりました。まあ、とにかくビッグコアを正面から見ることができたので、それはよかったかな。



 というわけで、どこででもできそうなゲームからなかなかできなさそうなゲームまで、短い時間ではありますが、かなり楽しめた気がします。もう一度行く機会があれば…… と思わないわけではないのですが、まあそれは贅沢な話ですよね。

 朝いちでプレイするゲームというのは、やはりその日一日のテンションにもかかわってくるので、慎重になります。

 まあ、そうはいっても。

 あまり長く考えていても時間が過ぎていくので、とりあえず過去にプレイしたものを中心に考えるのですが。

 そんなわけで、今朝は『コラムス』。サターン版がちょっと見当たらなかったので、とりあえずといってメガドライブ版をプレイしました。

 確か、業務用の基板もメガドライブと互換性のあるもの(システムE)だったらしいので移植度は抜群です。そりゃあ音楽がほんのちょっと違うとか、ありますが、それはほとんど間違い探しのレベル。家庭でこのクオリティで遊べるのなら、当時のことを考えなくても十分でしょうって。


 今日は結構、すぐに上の方まで積みあがってしまうことが多々ありました。

 「まあ、アーケード版(またはそれを完全移植したサターン版)とは違うからね」

 そう言って、あきらめようかとも思ったのですが、その時ふと頭をよぎったのが、平直行さんの『格闘技のおもちゃ箱』で読んだ、アンディ・フグの言葉。できないからといってあきらめるのではなく、できるように工夫して、何とかするんだ、と。

 ――ここであっさりあきらめるのは簡単だけど、そんな言い訳ってないよな。最後の最後まで、生き残ることを考えてプレイしなくちゃいけないよな。

 もちろん本の中でアンディがこんなビデオゲームのことについて語った部分なんて一切ありませんが、なぜか私はアンディの、そして平さんのような気持ちで粘りました。そのおかげで何度となくいいタイミングで魔法石が登場、何度もピンチを切り抜けました。

 そして最終的なリザルトが、レベル40! 得点は42万点オーバー!!

 一度だけ30万点オーバーを達成したのもすごいことだと思っていましたが、今日は40万点。コレはとても嬉しかったです。

 やはり何事も、あきらめないこと。――もっとも、ただ我慢してもなかなか前に進めないことも多いので、できるようにするためには多少、工夫という名の努力が必要なようです。

 なんだかおよそゲーム系のコラムとは思えない内容ですが、プレイヤーの気持ちひとつで散々プレイしたゲームでも、新しい面白さが見えてくる。だからシンプルなゲームほどえらい。今日はそんなところで締めたいと思います。ありがとう、アンディ(だから関係ないって)。


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いぬがみ
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男性
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1981/07/04
自己紹介:
「シューティング好きの一般人」キャリアの割には一向に上手にならない、けれどもシューティングが好きな「雰囲気組」。それ以外にも80年代末~90年代のアーケードゲーム全般が好き(パズル、格闘ゲームは苦手)。
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