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The Place of The Videogamesというサイトの別館的位置付けで、基本的には色々と考えて思いついたことを書くところになります。腰の入ったレビューは本館にありますのでそちらをご覧ください。一部ゲームについては攻略(っぽい)ことも書いています。
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 46年11月。すでにドイツ帝国は崩壊し、最後まで残っているのは我が帝国陸海軍のみ。原爆を開発していない米軍は爆撃と艦砲射撃で関東をメタメタにした後、横浜と千葉から上陸してきました。さらに呼応して新潟からはソ連軍が上陸し、本拠地を松代に移した大本営は的確に状況を判断し、水際にて迎撃することになりました。

 ここに来て大本営は陸海軍それぞれの精鋭航空機を集め「大日本帝国空軍」を組織、迫り来る米ソ両軍に対し、空から攻撃を加えました。嬉しいことにこの世界では、現実には稼働率が著しく低かった誉エンジンが絶好調なので四式戦闘機「疾風」は大東亜決戦機の名にふさわしい活躍を見せ、「流星改」は地上部隊への攻撃の要として10個部隊が八方へ飛び回りました。空軍総監の趣味で投入された五式戦もまずまず活躍していました。

 さらに史実では開発が間に合わなかった「震電」や「烈風」も投入され、練度の低さから四式戦ほどではないにせよその強力な火砲で少なくない戦果を上げました。そして量産に成功したロケット戦闘機「秋水」は、航続距離の短さからちょっと運用が難しかったですが、一部が実戦に投入されました。

 元々「特殊攻撃機」として作られながら、機関砲を取り付けて戦闘機とした「橘花(改)」は、実戦投入前に米軍司令部を破壊したので投入されませんでしたが、とにかくほとんど航空機だけで攻略。あとは落下傘部隊が空港を制圧するために投入されたのみと言われています。

 そんなこんなでほとんど全滅させることなく全敵司令部を破壊、言われた通り水際で撃退しました。そしてどんな未来が訪れるのか。「使い捨て・特攻」といった兵の運用を何よりも嫌った空軍総監・犬神少将は不安な思いで夜明けを迎えました。(以下、白文字で記載。エンディングです)

 撃退したのになぜか「一部隊、また一部隊と玉砕していった」という大本営発表が。そしてエンディングでは、結局松代まで攻め入った米ソ軍の降伏勧告を受け入れず全員自決、下士官兵は次々と投降。そして日本は連合国によって分割統治されることとなり、長い時代を持つ日本国はここに消滅したのでした。……なお犬神少将は自身の信念に従い連合軍に投降、A級戦犯として裁判を受けたということですが、その後どうなったのかはわかりません。

 「戦争は金ばかりかかって、むなしいものだ」(スネ吉)
 「八月の暑い日だった。大人たちの言っていた敗戦とはこういうことだったのか」(こち亀)

 戦争がいかにむなしいものなのかを教えるためにも、歴史の先生はこのゲームを日本で一度クリアするべきです。そして出来れば生徒にもさせるべきです。ゲームバランスを考えても比較的難易度は低めですし(「比較的」ですが)。

 最後になりましたが、OP冒頭の言葉を改めて強く思いました。

 「この悲劇が二度と繰り返されないことを祈って」
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コメント
オープニング
今は便利なものがありますね。
95年当時コレを見た少年の感動たるや、いかばかりのものだったでしょう。正直、今でもすごく好きです。たとえ何百人のアニメ系美少女が最新のCGで出てきたとしても、独ヒトラー総統と東条閣下の前には色あせてしまいます。
というわけで、これを見てやりたいと思ったらすぐにハードオフで、本体とセットで買ってきましょう。
【2007/12/11 09:03】 NAME[いぬがみ] WEBLINK[URL] EDIT[]


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いぬがみ
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男性
誕生日:
1981/07/04
自己紹介:
「シューティング好きの一般人」キャリアの割には一向に上手にならない、けれどもシューティングが好きな「雰囲気組」。それ以外にも80年代末~90年代のアーケードゲーム全般が好き(パズル、格闘ゲームは苦手)。
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