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The Place of The Videogamesというサイトの別館的位置付けで、基本的には色々と考えて思いついたことを書くところになります。腰の入ったレビューは本館にありますのでそちらをご覧ください。一部ゲームについては攻略(っぽい)ことも書いています。
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 発売当時、オープニングムービー「だけ」を見て、おおスゲーなあと思いつつ、実際にプレイするまで10年以上が経過したというゲームです。

 初代『リッジレーサー』のシンプルなレースが好きで、そのために『レイジレーサー」で実装された普通の家庭用レースゲームみたいなシステムが何となく受け入れがたかったのもあります。さらに本作ではストーリィに沿って進めていくという異色づくめのシロモノですからね。ともかく、プレイしない理由はいくらでもありました。

 それを今回たまたまやってみたのですが……そのストーリィモードがメチャクチャ面白いのですね。この犬神めの心をガツンと打つ物語なのです。


 4つのレーシングチームのうち、私が最初に選択したのは日本の『PRC』。いかにも日本的な、職人気質の『矢崎』が監督を務めます。

 「テメエがうちのチームの期待を背負って立つド素人新人か?」

 これが初見の時に浴びせられた言葉です。この時点では、本当にド素人新人なので、「そうです」としか言いようがありません。しかしながら、ともかくドライバーとしてこのチームに加入したのですから、何とか結果を出さなければ矢崎のオッサンには認めてもらえないだろう、と思い、慣れないコースにてこずりながら頑張りました。

 この世界では一年のうちに行われるレースなのに次々と新車を投入していいルールがあるみたいなのですが、それにしたってドライバーがいい成績を出してトップに認めてもらわなければならず、予選通過ギリギリの成績しか出せない文字通りのド素人新人である犬神は従来のマシンで継続参戦するしかありませんでした。

 それでも監督以下メカニックの面々が徹夜でチューンをしてくれたおかげで、他のチームのマシンと互角以上に渡り合えるものになりました。この、資金力の不足さを努力と根性で補うというのが、いかにも私好みというか、日本的ですね(笑)。

 そうやって実績を積み重ねていくに連れて、矢崎のオッサンにも少しずつ認めてもらえるようになり、ついには「これから先、お前がどれほどヘボな走りをしようが、おれはお前を信じる」とまで言ってくれました。もはや気分は矢吹丈です(こっちのジョーは、自分から丹下のオッサンに売り込んでますが)。

 結局、最後のレースまでニューマシンが投入されることはありませんでしたが、その代わりメカニックたちの努力と根性によってチューンが施され、300キロ近い速度が出る『湾岸ミッドナイト』な仕様に。……そしてこの車をもって最終戦に望み、見事に優勝したのでした。


 オールジャパン体制での総合優勝。熱い気持ちで結ばれた師弟とチームメイトたち。これが、後に史上最強チームといわれる「PRC」誕生の瞬間でした。
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