ときめきやきもき好き好きよ！？

　昨日、仕事から帰宅すると弟者（４月から高校生）があろうことか『ときめきメモリアル３』にはまっていて、出来るだけ冷静を装ったものの、内心では激しく動揺してしまいました。

　13歳で『うる星やつら』に目覚めさせられ、14歳で『スーチーパイ』に激しくうずき、15歳で『スーパーリアル麻雀ＰⅤ』を同級生を集めてやりまくっていた犬神ゆえ、無論そのことを糾弾するつもりはありません。むしろ随分と遅い出会いだとは思いますが、『女の子って別に興味ない』と常々発言していた弟者が、一体なんの心変わりか！　

　犬神が高校生の頃は初代「ときメモ」にはまっていて、「３」は大学生になってから一応プレイはしたものの、まずファッションセンスが壊滅的なためデートが成立しなかったという苦い過去があります（その後「見た目で判断するような女など、こっちから願い下げだ」と憤慨して、以来まったく手をつけず）。

　ところが弟者はそれにもめげず、地道にファッションや趣味などを研究、御田さんという女の子とかなりうまくいってやがっちゃってるみたいなんですね。

　後ろで見ていると、この子は映画監督と女優の間に生まれた演劇のサラブレッドな生い立ちらしく、最初はそれを鼻にかけた高貴な振る舞いだったのですが、同じく演劇部に所属する弟者との付き合いの中で少しずつそのツンツンした態度が和らぎ、今では演劇についての悩み事などを何でも隠さずに相談できる間柄に。あと半年で卒業ではありますが、もしかするとこのまま伝説達成となってしまうのかもしれません。

　ここまで来るとせっかく目覚めた弟者の純情を護るためにも、犬神も後ろから積極的なアドバイス。といっても、私の古い知識が役に立つ場面はそうそうあったりなかったりなのですが、せっかくだからひとり目はちゃんとハッピーエンドを迎えて欲しいものです。

　……しかしツンツンしていた女の子がデレデレになるって……本当、このタイプの女の子には……弱いんですよね、私……はぁ。