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The Place of The Videogamesというサイトの別館的位置付けで、基本的には色々と考えて思いついたことを書くところになります。腰の入ったレビューは本館にありますのでそちらをご覧ください。一部ゲームについては攻略(っぽい)ことも書いています。
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 一方で、ストーリィの何がしかで誰もが必ず通る娯楽施設が

 某所の地下に建設されている『闘技場』

 金をもてあました悪趣味な連中の前で

 一切の武器、防具を身につけずに己の力をぶつけ合う場所です


 初代の頃は「殺しても殺されても文句は言えねえ」

 「ここは賽の河原だ、三途の川もすぐ近くってな」(サイの花屋)

 といったダーティな場所でしたが、経営者が真島の兄さんになってからは(?)

 もう少しエンターテイメントよりの場所になりました


 で、今回はそのエンタメ色がさらに推し進められて

 なんだか『人気』を意識しなければならないとか

 要するに勝ち方とか、試合の組み立て方とか、何とかかんとか

 プロレスをしなければいけない、ということのようなのです


 実際、同じ技を連発したり、そういったしょっぱい試合をすると

 観客が静まり返り、時にはブーイングを浴びせてくるようなことが

 リングに立つ者はそういった見栄えも意識して

 試合を作っていかなければならなくなりました


 「勝ち方にこだわって戦なんてするもんじゃないぜ」(前田慶次@戦国無双)

 どんな手を使っても相手を叩きのめせばいいという

 初期アルティメットのような昔の闘技場の空気が好きだった私には

 この場所はちょっと、違うな、と思ってしまいました


 人気度によって称号が変わるとか、もらえるアイテムが変わるとか

 そういうのもあるみたいなんですが、いいですよ私はそんなの

 ブーイングを浴びせられるたびに、だんだんと観客に腹が立ってきて

 「テメーラのために戦ってるんじゃねぇんだ!」そんな気になってしまいました


 そうすると、餓狼伝ふうに言えば

 「最初から参加しないという自由」はプレイヤーにもあるので

 試しに数回プレイして、それっきり最後まで行くことはありませんでした

 少なくとも私の哲学とは、ちょっと違うな、と思いました


 かといって、街中でからんでくるチンピラはあまりにも弱すぎて

 最初こそこっちからケンカを買ってもらっていたのですが

 ひとり5秒で倒せるようになると、なんだか退屈になってきて

 極力避けて通るようになりました


 そんな中、町外れの駐車場でアヤシイ機械を広げているジイサンを発見

 何やら自分の記憶と戦う『インナーファイター』という機械だそうで

 初回プレイは10万円(以降は1回1万円)ということですが

 いやいや、そんな安くていいのかい? と逆に聞き返したくなるような大発明


 早速椅子に座って装置をバチバチとやってもらうと

 ……過去に戦った強敵たちが蘇えってきます

 玉城……嶋野、じゃなくて神田……真島の兄さん……ラウ……

 ……譲二……そして、最後の相手は……


 あくまで機械によって再現された桐生さんの精神世界なので

 現実とは一味もふた味も違った戦いをすることになりますが

 そういった激闘を経て、新たな技を思いつくことがあります

 1回1万円で強くなれるのだから、安いものです(相手に勝てればね)


 私が特に気に入った技は『余裕の紫煙』

 ケンカ中おもむろに煙草に火をつけ、プカーッとやる小技なのですが

 ここからさらに『ケンカ奥義にふさわしい』大技を繰り出すことが出来ます

 格下相手にはこれと『強力の極み』でSATSUGAIです


 サブゲームを極めるもよし、闘技場のチャンピオンとなるもよし

 そして私のように、ストリートに生きるもよし

 やる人によって、自分の人生を味わえる懐の深さは

 誰もが「さすが!」と膝を打つしかないでしょう


 さて、話を戻しますか

 さっさとセレナに行き、遥を預けて大吾のいる病院へ行かなきゃね

 つって、タクシーを拾うために通りにでると……

 あれ? 伊達さん、そんなブランドショップの前で何やってんの?


 次回『愛の形2009/伊達さんの場合』 ご期待ください!
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 遥との遊びの話になったので、サブゲームについての感想を少し

 このゲームでは、街中の施設で遊ぶことが出来ます

 バッティングセンター、ビリヤード、ダーツ、麻雀、将棋、パチスロ

 さらに打ちっ放しではなく、本格的なコースを回るゴルフなどなど……


 しかもそれらひとつひとつが、一昔前ならそれだけで単体のゲームになるくらい

 作りこまれているのが、本作の驚くべきところ

 ストーリィ上は「急いで○○へ行かなきゃ!」みたいな状態なのに

 20時間も30時間もハマった人は300万人とも400万人とも言われています


 で、そういったサブゲームをクリアしないと手に入らないアイテムがあり

 そのために夢中になるのは当然ですが

 ついでに(なぜか)『遥の信頼度』も上がるので

 全国893万の釘宮狂、いや漢たちが目を血走らせてコントローラを握り続けました


 ……と、こういった話をしてみたものの

 私はそれほどサブゲームは熱心に取り組んでいません

 ゴルフとバッティングセンターをちょっとやったくらいかな

 (将棋は遥と2回やって、2回負けて、それっきり)


 なぜかといえば、私が下手だから……い、いや! そうではなく!

 ゲームの世界観があまりにもリアルで、それゆえ

 「おれはあんまり好きじゃないから」

 そんな理由で行かないことが多数ありました


 これはパチスロとか、そういうところの話ですよ

 ダーツとかボーリングとかビリヤードとか、そういうのは好きですから

 でも、そういった遊びよりも「ケンカして強くなること」が何よりも楽しくて

 結局、酒飲んで街で暴れて飽きたらストーリィを進める、といった感じに


 あとは、個人的にはこの『信頼度』システムがあまり好きじゃないってのも

 あったりなかったり

 食べたいものとか飲みたいものとか、そういうのならわかりますが

 「パチスロで3000枚勝って~」って、18歳未満入店禁止だコラ!(笑)


 確かに遥は桐生さんにとって、守るべき大切な存在だとは思います

 でも、だからこそ、それゆえに

 物で釣るような真似はしたくない! のです

 (あと、将棋は中の人がメチャクチャ弱くて恥ずかしいので)


 まあ、あくまで製作者からのひとつの提案といった程度であって

 私のようにサブゲームをほとんどやらずにストーリィだけ進めていっても

 十分に楽しめるように出来ている懐の深さはさすがというもの

 最終的に『遥の信頼度』はDでした


 あと、一応ギャンブルの方は一通りやったつもりです

 (色々あってもらったインチキアイテムを消化するために)

 麻雀は視力が悪すぎてマンズの識別が出来ないので数回で断念

 気が付いたら1800万くらいの所持金を常に持ち歩く宮路社長状態に(笑)


 (次回は、闘技場とかについて)
 未来ある若頭を失ったものの、ライバル組織は完全壊滅

 とりあえず沖縄のことはいいだろう、ということになった桐生さん

 ジョージ風間のCIA権限で軍用機を借り神室町へ

 いざ峯との決戦へ!


 ただし今回は、遥も同伴です

 「おじさん 死ぬつもりなんでしょ!?」

 「もう死んじゃうから 最後になっちゃうから 私のこと連れてきたんでしょ!?」

 ……そういうことなのです(中の人は全然そんなこと思ってませんでしたが)


 (いや本当に思ってませんでした

 大体、今まで何度、修羅場を潜り抜けてきたと思ってんだよ

 CIAだろうとKGBだろうと、桐生さんが死ぬはずないだろう

 ……と思っていたので、遥のこのセリフには思わず笑ってしまいました)

 ただ、遥は完全にそのつもりみたいだし、桐生さんもそうみたいだし

 心行くまで思いっきり遊ぼう

 最後の思い出を、後悔のないよう、いっぱい作ろう

 天下一通りの入り口で優しく抱きしめながらそう誓い合うふたりなのでした


 ここでちょっとストーリーではなくシステム的な話になりますが

 このゲームには『遥の信頼度』というステータスがあります

 遥の「鮭おにぎり食べたい」「CCレモン飲みたい」などのお願いを聞くと

 少しずつゲージがたまっていくという代物でして


 このゲージのたまり具合に応じて色々なアイテムをもらえるのですが

 まあ、このゲージを必死こいてためたがる人というのはきっと

 「ありがとう、おじさん!」と言われることが何よりも嬉しいのでしょう

 きっとそうでしょう、きっとね


 で、それほど積極的にゲージを上げてこなかった私は

 この最終章の時点で「D」ランク

 そして、別に積極的にあげるつもりもなく

 とりあえず『食べたい』『飲みたい』ものを買ってあげるくらいに


 そうすると、ドンキで「喉が渇いたからCCレモン飲みたい」と言って

 買ってあげた後、すぐにまた「喉が乾いた」と言ってきたり

 「おなかすいたよ~」というので鮭おにぎりをコンビニで食べさせて

 直後にまた「おなかすいたよ~」と言ってきたり


 ……まあ、いいさ、金で解決することなら何でもやってやるさ

 でも将棋は勝てないんだ、ゴルフはギリギリなんとかなるレベルなんだ

 ギャンブル? ゲーセン? 闘技場?

 ……そういう場所の前は通らないよう慎重に道を選び、セレナへ向かう桐生さんなのでした
 前回の感想を書き終えた後、幹夫から

 「叔父貴、俺、まだ死んでませんから!」

 という魂の叫びをもらったので、ちょっと訂正します

 そうでした、救急車で運ばれて一命は取り戻したのでした


 相手はあの玉城の野郎だから、何を持ち出してくるかわかりません

 力也もアサガオにいれば、たぶん死なずにすむだろうし

 これで心置きなく暴れられる

 そんな気持ちの高まりを抑えつつ、タクシーで闘牛場へ


 コロッセオさながらの闘牛場の真ん中には

 今にも飛びかかりそうな牛と、そこに放り出された名嘉原のオッサン

 そして反対側の客席には、相変わらず真っ赤なスーツの玉城が

 そしてそして、振り返ると玉城組の構成員がゴチャゴチャと……!


 よく見ると武器を持っている人もちらほらいるし

 ……つまり、こっちもその武器をもらって暴れまくっていいんだね?

 ということと認識

 バーで泥酔し、予備の泡盛も6升くらい持ってきたから、準備は万全だ!


 と思いきや、そこになぜか力也が咲ちゃんを連れて登場

 「お嬢が、どうしてもここに来ようとするもんで!」

 ここに来たって話でした

 ……力也、どうしてそんなに死に急ぐ? こんなところに来たら、お前……


 まあ、ここに来る前に警察へ通報してきたそうで

 「10分もすりゃ」ここに警官がなだれ込んでくるぜ! とのこと

 おおっ、ナイスアシスト力也! あとは咲チャン連れてどっか行け!

 しかしそれにブチぎれた玉城が拳銃で合図、牛を暴れさせました


 猛然と名嘉原のオッサンに向かっていく数百キロもあろうかという牛!

 いくら極道とはいえいい年こいた病み上がりのオッサン、ピンチ!

 その時、闘牛場に響き渡る声が!!!

 「お父さん、危な~い!」


 ……ついに、ついに、ついに咲が声を取り戻したのでした

 これに奮起した名嘉原のオッサン、おもむろに牛の角を掴んで

 どりゃあっと角をへし折らんばかりの勢いでテイクダウンを取りました

 大山倍達もかくや、と言わんばかりの怪力振りです


 「玉城ォ! 思い出したぜ、街で暴れまわっていた頃のことをよォ!」

 ぬーん大乗南拳! とかって言って牛を次々と惨殺しかねない

 パワーを取り戻した名嘉原はもう大丈夫と判断

 桐生さん自身も後ろで待ってくれていた連中を片付けることに


 数は多少あったものの、所詮はザコの集まり

 泡盛で精神的にもヒートしやすい阿修羅モードの桐生さんにかなうはずなく

 ひとりあたり10秒程度で次々と倒れていきました

 そしてひとりきり片付いたところで、いよいよ玉城との直接対決


 自分の兵隊を呼び込んで5対1で戦うのはともかく

 この野郎、手持ちの拳銃を惜しみなくパンパンパンパン発射してきます

 もっとも、あまり上等な拳銃ではないようで

 よく装弾不良になるのでその隙に駆け寄って叩きのめしました


 身体中の関節をバキバキに決めて再起不能状態に追い込み

 声を取り戻した咲ちゃんと名嘉原のオッサン、そんな再会を喜ぶ暇もなく

 極め方が甘かったために蘇生した玉城が

 手にした拳銃を桐生さんたちに向けてぶっ放す……!


 そして、その凶弾を自ら左胸に受けたのは、力也だったのでした

 (ちなみに玉城は、直後に駆けつけた譲二によって射殺される)

 ……左胸って、何があるっけ? 心臓か? 心臓だよな……

 ……ってことは、お前……お、おま、お前……!!!


 だから来るなって言ったんだよ……! 前もそうだったんだ……!

 あの時(2005年)同じように身を呈して守ってくれた由美も……!

 シンジも! 錦も! 寺田!……はともかく……郷田!……も敵だったし……

 みんな、身代わりになって死んでいく……!


 なんでここで死ななきゃいけなかったんだろう?

 なんでここで死なせなきゃいけなかったんだろう?

 未来を嘱望された若者が、アラフォーとか還暦のオッサンに代わって……!

 こんな理不尽な運命を作った神を呪った桐生さんとその中の人だったのでした


 琉道一家若頭・島袋力也……ステゴロのハブの異名を持った男……

 短ランとかボンタンとかパンチとか、センスが30年くらいズレてた力也……

 焼肉屋に行ったらここぞとばかりに特選なんとかばかり頼んだ力也……

 さようなら……そして、ありがとう……


 次回、いよいよ最終章

 色々な人たちの無念を背負い、大吾を守るために再び神室町へ発つ桐生さん

 最後の敵は東城会直系白峯会会長・峯義孝

 次回『信頼度いまだDランク』ご期待ください!(何を)
 このゲームのリアリティが少しずつ信じられなくなった犬神

 セガという会社のことも考えると

 「これはもしかすると、親っさんのクローンか何かかもしれない」

 そう思いました(そうじゃなくて心からホッとしました)


 當眞は田宮に直接謝りたい一心で、最終便で沖縄を発ち

 発砲事件で人払いもすんだキャバレーでようやく譲二と話し合う

 とにかく気になるのは、どうして名嘉原のオッサンや大吾を撃ったのか

 純然たる敵ではなさそうなので、余計に気になります


 で、本人が語るところによれば、まず「撃ったのは自分ではなく居合わせた同僚」

 大吾は自分が上着のポケットに手を入れたのを見て反射的に銃を向けてきた

 名嘉原も、権利書を取り上げたらいきなり銃を向けてきた

 初めから撃とうと思ったわけでなく、やむなく二人は撃たれたのだ……


 極道じゃなくても銃の国アメリカなら、いきなり懐に手を入れたら

 正当防衛が成立するってボルボ西郷という人が言ってましたよ親っさん!

 と突っ込みたい気持ちはありますが、ここはとにかく

 譲二が撃ったわけではない、ということがわかり、一安心でした


 さらに柏木さんさえ明かしてくれなかった大吾の居場所も判明

 たぶんこの国で最高の大学の付属病院に入院しているとか

 ただ、その情報を恐らく峯もかぎつけていると思われ……そうすると……

 大吾が危ない! てなわけで、とりあえず桐生さんも沖縄を発つことに


 そうすると、CIAでもないのに居場所をかぎつけた太一が登場!

 な、何しに来たんだ! ここは18歳未満立ち入り禁止だぞコラ!

 しかし、それどころじゃないような太一のただならぬ様子

 「大変……大変なんだよ おじさん!アサガオが……!」


 ……どうやら鬼のいぬ間に、いや桐生さんのいぬ間に峯と玉城のご一行様が来て

 アサガオをぶっ潰し、力也と幹夫を銃撃

 ついでに犬小屋を守ろうとした幹夫の頭を工事用ハンマーでかち割り

 さらにさらに遥に平手打ちを加えて去っていったって話なんですね


 で、「おじさん! 速いよ!」「ゆっくり歩いてられるか!」と言いつつ

 現場に急行すると

 そこには『大工の源さん』のOP並に全壊したアサガオと

 その前にブルーシートを敷いて野ざらしになった子どもたちがいました


 「叔父貴 すみません アサガオが……」

 工事用ハンマーで頭をカチ割られても何とか生きている幹夫が言いました

 「いいんだ……いいんだ そんなことは気にするな」

 そうそう、アサガオはま建て直せばいいんだ、それよりお前は……


 「叔父貴 親父を……親父を 頼みます」(玉城に連れ去られていた)

 「名嘉原は絶対に オレが連れ戻す!」

 「よかっ……た……」

 「幹夫? 幹夫……おい幹夫!」


 琉道一家若衆、幹夫……苗字さえわからなかった幹夫……

 体つきの割にあんまりケンカが強くなかったっぽい幹夫……

 琉道一家のエンゲル係数をひとりでがんばって引き上げていた幹夫……

 さようなら……そして、ありがとう……


 大丈夫だ、お前の無念は俺が晴らしてやる!

 足を撃たれてろくに動けない足手まといの力也を置いていき

 (連れて行くと99.999%死ぬだろうし……力也は死んで欲しくないですよ)

 名嘉原を連れ戻すため、町外れの闘技場、じゃなくて闘牛場へ! (後編に続く)


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いぬがみ
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1981/07/04
自己紹介:
「シューティング好きの一般人」キャリアの割には一向に上手にならない、けれどもシューティングが好きな「雰囲気組」。それ以外にも80年代末~90年代のアーケードゲーム全般が好き(パズル、格闘ゲームは苦手)。
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